サービスと対価という面から見ると、引越業界全体に言える事ではありますが、引越業者には目に見えたサービスが見えにくい傾向にあります。しかしなかなかサービスを生みにくい引越業者の中でもこのサービスに付加価値を置いている引越業者もうまれてきました。

では一般的に安い引越業者はサービスが悪く、料金が高い引越業者は高いサービスを提供してくれるのかというと必ずしもそんなことはないのではないでしょうか。

引越価格とサービスというのは必ずしも料金は比例しないのです。

引越価格の構成というはシーズン、距離、必要なスタッフ、段ボールで構成されており、その中で占めるサービスの割合というのはごくわずか。せいぜい引越業者の運搬スタッフの対応がソフトであるかどうか、または作業スタッフをすべて女性にしてもらえるかどうかといった部分で、顧客が大満足するような画期的なサービスというのは、引越業界においてはあまりありません。

ですからそもそも少ないサービス内容の中で顧客を満足させにくい引越業界はどうしても顧客満足の対象を料金にしてしまいがちであり、また料金を下げる事が顧客満足度につながると思っている業者も多く、サービスや付加価値競争という概念があまりありません。したがって高いサービスを受けようにもなかなか思ったほど高いサービスを提供できないという事情が引越業者にはあります。

業界の過当競争の中で徐々に付加価値を見出してきている引越業者もありますが、まだまだサービスのレベルは低く、料金競争に依存しているのが現状のようです。